転勤族ママ毎日おさるの人生旅日記

平凡な転勤族子育て中主婦の、自分探しの旅の記録

チームで子供を育てるということ

地域の子育て支援に関する講演会に行ってきた。

 

 

育児って「こんなの聞いてないよー!」

「なにこれ?!知らなかったよー!」

ってことだらけですよね。

 

私も、

大切なことは学校では何も教わらないんだ…、って、第一子を抱えて呆然とした記憶があります。

 

 

今回の講演会では、

【いかに母親の孤立を防ぐか】が論点。

 

子育てって、一人じゃやってらんない。

出来ないこともないのかもしれないけど、みんなでやったらもっと楽しいし、

もっと幸せ。

子供たちだって、子供同士で遊んでる時がうんと楽しそうで幸せそう。

 

特に子供の遊び相手をするのが苦痛な私、チームでやらない手はないな!

と日々感じている。

 

講師の先生が提唱する

チームで育児。

 


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子供と、母親を中核に置き、

それを取り巻いて「さーて、この子をどうしようね?」と【作戦会議】ができる育児チームを作るとしたら。

 

 

どんな人が、どこに、どれくらい入りますか?

 

夫、実母、ママ友、保育園の担任、かかりつけ小児科…

とかとか?

 

これがね、

転勤族だとまぁーーー埋まらない。

だって知り合いも友達もゼロのところで育ててるんだもん。

ウチの子を中心に据えて会議?なにそれ?って感じ…

 

こうやって考えてみれば、

例えば日中ワンオペ育児してて急に私が産気づいたり大出血とか転倒して意識不明とかなったら、ど、どうするんだろうこの子達…って心底怖くなったよね。

 

 

先生の話の中で衝撃を受けたのは、

先生のご家族に認知症高齢者が出たときのこと。

市役所にひとたび『ここに支援、介護が必要な高齢者がいます』と届け出をすれば、

即座にプロの支援者が結集し一瞬にしてこのカードが埋まったのだそうだ。

 

具体的にメンバー紹介すると

 

ケアマネージャー

保健師

介護士

施設職員

デイケアサービススタッフ

自宅のリフォームやオムツ、ベッドなどの介護用品の業者

そして家族、親族。

 

 

これらのプロが高齢者を真ん中におき、「さぁこれからどうしていこうか」と話し合い、家族を支えてくれる。

 

 

…この違いは、なに?

 

 

子供を産みましたよ、うちには0歳がいますよという届け出(出生届)はしているのに。

 

出産して退院したら、1ヶ月ほどの間に保健師が一度体重計りに来るだけ。

その後定期検診はあれど、ほぼ流れ作業だし個別相談は任意だし予防接種も母親任せ。

 

これがさ。

母子ケアマネ「心身ともに順調な月齢相応の発達をしているか確認するよー」

小児科「予防接種のスケジュール管理はまかせて!」

保育士「子供への関わり方、育て方しつけ方を一緒に考えよう!」

育児用品業者A「家の中のここに赤ちゃんバリケード置いた方がいいんじゃない?いいのあるよ」

育児用品業者B「この子オムツ、そろそろサイズアップかもね。毎月おしりふきと一緒に玄関先まで届けるよ!」

託児所「そろそろ疲れてきてない?預かるからゆっくり寝てね?」

 

 

 

…なんてね。

高齢者にはこれだけ手厚いケアがあるんでしょ?

 

母親は、これらすべての初めてのアレコレを、

ズタボロの体で、寝れてなくて食べれてなくて休めてなくての状況下で、

 

一人で全部やってる。

 

 

これをマズいと言わずなんと言う?

 

やれば必ずビジネスになる気がする。

でもそうならないのは…

高齢者にはお金があるから?

若い層からはお金がとれない?

 

でもそこを国がある程度でも負担してくれたら。

 

 

甘えでしょうか?

でも甘えてなにが悪いのか。

 

未来を担うのは子供たちなのに。

周りが介入できず、密室に監禁みたいになって悲惨な目に遭う子供が、追い詰められていく母親が、

ニュースになるのが痛ましい。

 

 

どうしたらいいんだろう。