転勤族ママ毎日おさるの人生旅日記

平凡な転勤族子育て中主婦の、自分探しの旅の記録

里帰り出産を諦めた話

我が家には5歳(幼稚園年長児)と、3歳(本来ならば年少だが入園させていない)がいる。

そして、転勤族である。転勤の辞令はいつ下るか分からない。

下ったらすぐ次の街に行かねばならない。

ここまでが前提。

 

 

「里帰り出産をしたい」。

私が出産時、そして産褥期の間、

上の子二人の生活の質を落とさず、生かしてやって欲しい。

そして、いつ転勤になるか分からないので、

動く心配の無い実家で、安心して、産みたい。育てたい。

だから、「里帰り出産」を。

 

それが、こんなにも叶わない願いだなんて

思わなかった。

 

 

実家の近くの幼稚園がこども園になっているから、

里帰り中3か月くらいそこに行かせるか~♪

と、軽く考えていた。

 

そんな私に降りかかった数々のハードル。

 

第一希望Aこども園

・現在幼稚園に在籍されている5歳は、退園してくること

・どんなに短期間の在園であっても、園指定の制服・体操服・用品全てそろえて購入すること【ちなみに在園期間は

8月(夏休み中につき私服でOK)

9月(夏服)

10月(衣替えして冬服)】

・上記、二人分合わせるとしめて10万円越え。

・8月中は夏休みになるので1号認定(幼稚園児としての利用の仕方)だと利用日に一日単位で特別料金。もちろん月々の基本料金も払った上で。

・だったら2号認定(保育園児として)の方が割安。ただし8月だけ2号で9、10月になったら1号にとかそういう変更をしたければその時は在籍している市町村の役所に再度手続きを(※里帰り先関西で、籍は東北です。つまり東北まで来いと)

・1号と2号じゃ基本の保育料は1万くらい2号の方が高い。つまりお得なのは夏休み期間を毎日のように行かせる場合のみで、あとの9、10月は割高。(別に夕方まで預かって欲しい訳ではない、昼過ぎまで行ってくれれば充分なのよ)

 

第二希望B幼稚園

・公立なので、住民票がそこにある市民の方が対象。(つまり移民←はお断りとのこと)

・どうしても入りたきゃ住民票を移せ(そんなことしたら東北の賃貸の家賃が夫の会社から出なくなる)←

 

第三希望保育園

・一時預かりいつでも受け入れます!ただし幼稚園児は対象外よ、預けたきゃやっぱり退園してきてね

・料金高い

・遠くて車でしか行けないが、駐車場が劇的に狭くてばぁばも私も運転自信なし

 

 

 

 

 

…もうね…

 

疲れた。

 

 

あれもイヤこれもイヤってワガママかもしれない。

でも、イヤなものはイヤだよ。

 

なぜ退園が必要なんだ。入れてくれよ3か月くらい。

なぜ制服一式買わなきゃダメなんだ。貸してくれよ3か月くらい。

衣替えもはさむんだよ?(9月出産の悲劇)

なぜ1号と2号の切り替えがそんなめんどくさいの?郵送や電話じゃだめですか

 

 

 

ちなみに上記すべて、

東北の今通っている園、今住んでるとこの市役所、区役所、

関西の里帰り先の園、実家のある市の市役所、と

いろーーーーんなところに足運びまくって電話しまくって

一つ一つ集めた、カケラのような回答をつなぎ合わせたもの。

「それはこちらではなんとも…」

「あちらに聞いて頂いて…」

「管轄外なので…」

ってセリフもあちこちで言われたし

こっちで言われたこととあっちで言われたことが違うとかめっちゃあったし

イマイチ誰もしっかり把握していない。

 

 

 

もうね。

 

 

ほんとね。

 

3人目産むとき上2人どうしましょって、

そんなに前人未到の無理難題ですか?

無謀な挑戦ですか?

そんなに難しいことですか

そんなに無理を言っていますか私???

 

 

今までどうしてたの?

私が初めてじゃないよね?

なんで?

なんでなの??

 

 

もうハテナが止まらない。

 

 

 

ネットでググってみた時の諸先輩方の、

 

 

「里帰り先の一時保育をたまに利用してしのぎました」

「里帰りそのものをあきらめてばぁばに来てもらいました」

 

という声がなんと多い事か。

 

 

 

ああ。

 

そうなんだね。

みんな、ほとほと疲れ果てて、

全てをあきらめた結果、そこに辿り着いたんだね。

 

というか

自宅が転勤で引っ越すという可能性は、ないんだね。

呼べば来てくれるばぁばなんだね。

↑すなわち 「若くて産後の娘のサポートができて、婿との折り合いもよく、長期ほったらかしても大丈夫なじぃじがいて、環境の変化に適応できて、かつ仕事もしていなくて、介護の渦中にもいないフットワークの軽い心優しいばぁば」ってことでしょ。

 

 

 

 

そんなばぁばこの国に一体どんだけいるんだよ。

 

若いママさん産めや増やせやって言うけどよ。

 

若いママの母親は若いばぁばなのよ。

 

仕事してたり

介護してたり

ご自分の趣味やサークルや仲間との、

日常の暮らしがあるのよ。

 

 

うちの母だって例外じゃない。

 

でも、もう、疲れた。

 

冷静に考えてみたら、

「いつ来るか分からない転勤にそなえて産婦と5歳と3歳が3人分(いや途中で増えるから4人分)の荷物抱えて関西へ」よりも

「確実にやってくる出産にそなえてばぁば1人がカバン1つで東北へ」の方が現実的だ。楽だ。

一番ワリ食うばぁばがただただ可哀想だが、

うちも無理言って結局短期間でも、

ばばを呼ぶことになりそうだ。

 

 

これが、私が

里帰り出産を諦めた話。

 

 

 

そりゃ…

この国では子供は増えないわ…

 

 

 

 

 

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