読書記録「30歳からハッピーに生きるコツ」

読みました！

横森理香さん著

「30歳からハッピーに生きるコツ」

30歳からハッピーに生きるコツ （集英社文庫） [ 横森理香 ]

全体的に口語的な文章でとても読みやすいです。

横森さん自身の半生を振り返った日記のような、

エッセイのような、

当時43歳の横森さんからの、

「アラサー女子へ贈るお説教」といった感じなんだけど

軽い語り口が逆に説教くささを感じさせない。

「はじめに」の章でまず惹き込まれた。

ーー30代は、「第二の自分探し」の時代

若さと勢いだけできた20代とは違い、

自分というものをしっかりを理解し、深く掘り下げる。

環境を選び、作ってきた20代から、

そこに落ち着いて今一度

「自分ってどんなことが好きなのかな」

「さぁ～てここからどうすっかな」と

自分の人生を考え、創造する。

まさに今の私！

結婚や出産を終えて、今いる自分の場所がとりあえず落ち着いたはいいんだけど

ここからどうするか。

それを第二の自分探しと言っていいんだ…！って肯定してもらった気持ちに。

そして、

強烈に残ったのは

ーー40代になると見事に「加齢」を実感するのでそんな悠長なこと言ってる場合じゃない

ーーびっくりしちゃうようなエイジングのもろもろが襲ってくる

ーーでも30代で培った貯蓄【単純にお金って意味ではなく、生きる知恵や一生モノの趣味や友人】がある私にとって、40代は怖いものではない、楽しみですらある

という金言の数々…！

そっか、そうなんだね、40代の先輩方…！

肝に銘じたい、

そして、私も40代が怖くないような30代を過ごしたい。

ーーたいていの日本人は、ギャルからいきなりオバンになってしまう

ーー自分にワガママに生きることを身に着けるべし。甘え上手、ワガママ上手が幸せ上手！

ーー自分が好きで居られる自分でいよう。30代のオシャレはオトコのためじゃない。自分のため。

確かに男性からチヤホヤはされなくなるけれど(笑)

そんなん要らないから、自分が好きだなーって思えるようになりたい。

男性に依存してた20代、

今度は産んだ子供に依存しそうになってるのを感じる。

そんな時に横森さんの言葉が刺さる。

ーー投資するなら自己投資が一番間違いない！

塾に習い事にと子供に夢を託して、その子がイヤんなってバックれたら、

あんたどーすんの？？

ほんとだよね。

ほんと。そう。

自分が好きだなって思える

自信のあるBBA(笑)になるために、

私この10年で何ができるかな。

 ちょいちょい「宇宙エネルギー」という言葉が出てきてちょっと宗教？っぽい話もあるんだけど、

要は、すべてのことは、辛いこと、楽しい事、

すべて起こるべくして起こっていること。

その中から何かの意味を見出し、学び、活かしていけるかどうかは自分次第。

人は誰しも宇宙エネルギーに導かれているから、

大丈夫、きっと上手くいく。

結びの言葉で横森さんが綴った

ーーeverything is going fine.

という言葉。

大丈夫。

上手くことが進んでいる最中なのよ

あなたはまさに今その真っ只中にいるのよ

だから、大丈夫。

とても背中を押された気持ちになった。

私と同じく迷えるアラサー女子に。

おススメの一冊です。

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