三人目 出産レポ② 誕生!
レポ①の内容
予定日の朝に出血!
結構な量、真っ赤な鮮血が出たからちょっと怖かったけど
それもいわゆるおしるしだったようで、
肝心の陣痛はなかなか7~8分間隔から縮まらず…
朝ごはんも昼ごはんも晩ごはんも頂いて
陣痛室にてダラダラする夫婦。
***
しかし晩ごはん食べ終えた19時ごろからちょっと笑ってられない痛みに。
9月20日
20:00 8分間隔。子宮口2センチ。陣痛が来るたび痛みでウゥ…てなる
22:00 8分間隔。子宮口4センチ。分娩台の上でしかNST出来ないからとりあえず分娩台に移る。痛い。
23:00 7分間隔。子宮口6センチ。だばだばドロドロ血も出る。痛い。痛いよう。
24:00 オイコラ日付変わったやないか。予定日過ぎたやないか明け方に来たのに。もう4人くらい隣の部屋で赤ちゃんの産声聞いたぞ誰やねん経産婦は速いよとか言ったやつ出てこ(ry
24時すぎてからはもう地獄。しかし6センチから進まない。全然赤子降りてこない。
冷や汗ダラダラで痛みが来ている間は無駄に掲示物の文字を目で追ってみたり、
ふーっふーって皿屋敷の幽霊の如くいぃ~ち…にぃぃ~い…と数を数えてみたり。
そして痛みピークのまま
9月21日 2:00ごろ
体力にも限界が来て、痛みと痛みの間は気絶したように意識がトぶ。
が、痛みの波にたたき起こされウゥまたキタ…と思ったら次の瞬間。
バチン、どばーーと破水。
そこから今までと比べものにならない別格の痛みが襲ってきた。
あのね、
腰から下がね、
なんかどっかの工場のね、業務用の万力に挟まれてね、
ミシミシミシバリバリバ(やめろ
そこからはもうなん分間隔とかないの、もうずっと万力。
32歳経産婦、お産はもう3度目の私が、
あまりの痛みに完全にパニクって泣いて叫び暴れた。
(すいませんもうほんとどうにもならなくて涙
ナースコール押してぇえ!!と叫び
来てくれた助産師さんはちょっと内診して
「うん痛いねぇ~
でもね子宮口まだね、7センチなの。
だからまだまだだよ~力抜いてね~」
いや待って無理無理ムリm
「汗かいちゃったね。着替えようか。」
いやほんと無理無理ムリm
「膀胱におしっこ溜まっててしんどいのかな。
導尿して出すから、旦那さんは一回外に出て待っててください」
違うんだ。助産師さん。
旦那を外に出してる場合じゃないんだ。
痛すぎて暴れるばかりで言葉にできなかったんだけどね、
私この時点でハッキリ感じてたの。
もうおまたの間から、
赤子の頭が出ていることを。
助産師さん
「じゃあ導尿の管入れるね…… え!?」
「みんなーー!きてーー!!発露!!発露ーーー!!!!!!!」
(*発露…分娩の最後、赤子の頭が母体から外に露出し、もう戻らない状態のこと)
助産師さんの叫びにどどどどっと5、6人の助産師さんが分娩室に。
一人ケータイで電話かけてお医者さん呼んでる。
さっきの助産師さん導尿カテーテル投げ捨てて旦那呼び戻すため廊下へダッシュ←
んでもうそっからバタバタのわちゃわちゃで、
2:15、
2600グラムの赤子が、無事ずるずるーっと出てきました。
胎盤も出てきました。
お腹がぷっしゅ~っとぺたんこになって体が軽くなって、
さっきまで泣き暴れてた痛みがウソのようになくなり、
まる一日闘い抜いた私と夫は
ただ疲れた顔で「ウヘヘ」とニヤニヤしましたとさ。
***
母子手帳には
「分娩時間20時間」と書かれた。
一人目の誘発(前日入院からのバルーン~陣痛促進剤コース地獄の16時間)よりも苦しかった今回のお産。
二人目の経産婦らしい超安産(2時間ほどイターイ言うて分娩台上がって5分でスルッ)をイメージしてた私としては
三人目で促進剤も使ってなくて、それでなんでこんな苦しいわけ!?!?と
途中何度も心が折れかけた。
でもあとから振り返ってみて
破水からものの5分で
子宮口7センチから助産師さんが目を離した次の瞬間いきなり全開になったことも、
そこから特にイキむこともなく、2600グラムという小ぶりなサイズの赤子の頭がスルッと出ちゃったことも、
ある意味 経産婦らしいっちゃらしいなと。
後日、助産師さんから
誰も予想しえなかった急展開がラスト5分で起きたと説明があったよね←
じゃあそれまでの19時間55分なんやってん(#^ω^)
というのはまぁ黙っておくとしよう…←
生まれた子はとっても可愛いです。
むすめよ、この世にようこそ。
たのしくやろうぜ。よろしくね。